討ち入り
北斎直筆 夜鷹図(部分)
今日は何の日。
旧暦十二月十四日。赤穂浪士四十七士の討ち入りの日。この日江戸は雪になった。昨今もこの日あたりに雪が降る。
今年は温暖系の低気圧なのか雨となった。吉良邸で奮戦した小林平八郎は あの葛飾北斎の母方にあたる。家老だったらしい。
討ち入って無念を晴らしたのは ひとり浅野家だけではなかった。関東管領だった名門上杉家の家臣達も 胸のつかえをはらしたのだ。
上杉家の若い主君が 五月のある日 吉良邸で饗応を受ける。妹君が吉良の正室に入っていた。帰路の籠中で体調悪化 その夜に帰らぬ人となる。後継者は未だ居なかったので 吉良は息子の一人を後継者にいれた。それも強引に。その後はお決まりのコース。家中には鬱憤が山積した。討ち入りの急を受け 救援に出ようとする者をブロックしたという噂。
吉良も色々 あったのね。