花の色は 雪にまじりて 見えずとも
香をだににほへ 人のしるべく
古今和歌集巻第六冬歌335小野篁朝臣
花の色は 移りにけりな いたずらに
我が身よにふる ながめせしまに
古今和歌集巻第ニ春歌下113小野小町
小野小町は小野篁朝臣の養女と伝わる。
小町は養父篁の歌が注目される様にバックアップしたらしい。しかし皮肉な事に小町の歌が蔓延る。
三月下旬から四月上旬に掛けて関東も良く降雪となる。平安京はどうだったのか? 因みの篁の花は梅(むめ) 小町の花は桜🌸である。
知り合いが個展を開催すると 励ます意味で良く篁の和歌を贈った。
しかし 真意は伝わらず 道は遠い。